大根はあらゆる料理に使うことが多いですが、1本買うと一人暮らしでは
使い切るのに頭を悩ませます。そんなときには迷わずぬか漬けにしましょう。
おすすめとしては上部(葉のついていた方)の方が甘みがありぬか漬けにしたときに
よりおいしく漬かります。
(旬の大根のよくつかったものは個人的にはぬか漬けの王様的なキュウリを超える美味しさです。大げさに言うと甘さの控えめなフルーツを食べているかのよう。オールシーズンの総合力ではキュウリですが、冬の美味しさだけで考えたら、一時的に大根や、カブが上回ることも、、、)
1本まるまる買った時は上部はぬか漬けやサラダなど生で食べるか、風呂吹き大根、おでんの具など、煮物でもだしの味をいかした、薄めの味つけのものなどがおすすめ。
下部(根っこの方)は辛味をいかした大根おろしや、煮物でも甘辛く味付けするものや豚汁などがおすすめです。もしスーパーなどで1/2カットのものを買う場合はぬかづけにするのが前提であれば上部がよいでしょう。
よく、上部、中部、下部によって使い分ける解説があります。そんなに細かく使い分けせず、一回に大量に同じ料理を作る私は、大きく上部と下部で使い分けています。面倒くさがりな人にはおすすめです。 また、部位による使い分けは人によっても好みで変わりますので、是非つけた時に上部と下部どちらが好みか確認してください。それぐらい味がかわります。辛味のつよい、下部の方が好みの方は下部を優先的につけてください。
食材を洗う
まずは水で洗い、水気をよくふき取ります。
皮をむき適当な長さに切る。
皮は向いた方が色よく早く漬かります。(皮をつけたままでもつかりますが、つけ時間が長くなり、歯ごたえも少し硬めになります。色は、皮をむいた方がより白く仕上がります)そのまま、ぬか床に漬けやすいように10~20cmぐらいの長さに切ります。お使いの容器の長さに合わせてください。長すぎると容器に入りませんが、短いぶんには大丈夫です。
剥いた皮はきんぴらなどにすると無駄なく消費できます。
縦半分~1/4に切る

写真は皮をむいて1/4にカットしたものです
太さにもよりますが、長さを整えたら、次は太さです。
大根の太い部分なら1/4,1/8などに。細い部分は1/2、1/4などにカットします。
太すぎると当然漬かるのに時間がかかることになります。
切り口を上にしてざるに並べ、陰干しで1時間ほど干す

この陰干しの作業をすることで水分が適度にぬけて、ぬか床が水っぽくなるのを防いでくれます。
同時に漬ける時間も短くなります。
大根は水分が多いので陰干しをしないで漬けるとぬか床がすぐ水っぽくなります。塩分もうすくなるので、手入れの必要がでてきますが、陰干しをすることで、その回数が減ることになります。 やればわかっていただけると思います。しかも、一人暮らしの人は一回に漬ける量が多くなりがちなので、なおさらです。
ぬか床に漬ける

大根も陰干しのあとに表面に塩をまぶしてからつけるようにしましょう。
なじませて水分がでてくるのを待つ必要はないと思います。漬ける量にもよりますが、基本毎回塩をまぶしていないとぬか床がどんどん塩分がうすくなっていきます。
ぬか床の状態によって塩をするか、しないかは決めてください。毎回ぬか漬けが塩分きつめに仕上がる方は、薄めるために、塩なしで何回かつけるのをおすすめします
塩をまぶしたら、いつもどおり、平らにならしたところに埋めるようにつけていきましょう。ぬか床と素材の間に空気が入らないように漬けます。全部つけたら、表面を平らにならします。
漬ける量にもよりますが、途中の水抜きが必要になる場合もあるので、できれば2日に一回は状態を確認しましよう。
漬け時間の目安
冷蔵保存の場合 浅漬けが好きな方 2~3日
古漬けが好きな方 3~4日
常温保存の場合 浅漬けが 1日半
古漬け 2日~3日
この漬け時間もぬか床の状態や季節によって変わりますので、お好みの漬け時間を探してください
適当な大きさにカットする
大根は人参などよりは厚めに切った方が味をよくたのしめます。

人参より厚めで、きゅうりとおなじくらいの厚さがよいでしょう。
好みですが、5~8mmぐらいがおすすめです。
皮つきの場合はもう少し薄めのほうがいいです。
大根と厚揚げと鶏肉の煮物
下部の辛味が強い部分はこの煮物にするか、筑前煮にするか、豚汁に入れるかというのが、定番となっています。今回はこの大根と厚揚げと鶏肉の煮物をご紹介したいと思います。
大根はしっかりと下茹でするのが美味しく煮るコツでしょうか。ぬか漬けにしてつかいきるのが難しいときはこのような煮物なら、一気に使い切れますので、うまくご利用ください。
材料
大根 1/2本
厚揚げ 1丁
人参 1本
鶏肉 モモ肉1枚(200G前後のもの)
鶏手羽や、手羽元でも美味しくしあがります。モモ肉が業務スーパーで購入する定番となっているので、私はモモ肉をおすすめしています。
調味料
出し汁 醤油、みりん、酒 各45CC にんにく、しょうが ともに1片ずつ
どうしても筑前煮とにた味になってしまいがちです。厚揚げがはいっていることと、ニンニクをいれることで、味の差がうまれると考えてます。ニンニクがあることで、ちょっと煮物が中華風によっていきます。
まずは大根の皮をむいて乱切りにする
下茹でする(お米の砥汁やお米をいれて)
ふつうはコメの砥汁でゆでます。砥汁がない場合はお米をガーゼなどにつつんでゆでるとよいです。
他人に食べてもらう方はしっかりと守ってください。見た目がきれいに仕上がります。
が、、、面倒なので、私はお米を少しいれてそのまま下茹しています。自分で食べるだけの人で、気にしないという方にはおすすめです。ゆでた後水で洗えばキレイにとれますが、陸上げの意味がなくなって、水分がぬけにくくなるので、そのまま放っておいています。
10分程ゆでて、ざるにあけてそのまま冷ます (陸上げすることによって水分がよくとんで、煮汁がよくしみ込むようになります。)

おかあげ 陸上げ(おかあげとよみます)下茹でしたり煮た食材をザルなどにあけて、水に漬けずにそのまま冷ますこと。水につけるよりも冷ますときに水蒸気で食材の水分が飛ぶために、煮た時に調味料の味がしみ込みやすくなります。
なので、調味料をいれて煮る時もお米が入ったまま似ています。お米から少しとろみがでて、結構おいしくなるとおもうのですが、見た目は今一つかも、、、
厚揚げは油抜きしたあとカットする。
少な目のお湯で結構なので、沸騰したお湯に30秒ぐらいは煮てしっかりと油抜きしてください。
縦半分にカットしてから1.5cmぐらいの厚さでカットするのがおすすめです。
人参は乱切りにします。(下茹ではしなくてOKです。
鶏モモ肉は一口大にきります。
炒めてから煮た方かいいのでしょうが、面倒なので、食材を鍋にいれてから、煮汁をひたひた(食材の半分ぐらいまでいれて、そのあと調味料をすべていれてから、火にかけて煮ていきます。
一回沸騰してきて最初のあくをとったら、落し蓋をして煮込んでいきます。
煮汁が減って、大根にいろがつくまで似ていきます。
最後には落し蓋を外して、味をみながらいい塩梅まで煮詰めます。
少し煮汁が残っているぐらいで、火をとめます。
そのまま冷ましていきます。
冷ますときに食材が煮汁を吸い込んでいきます。

さめると食材が煮汁を吸い込んでいきます。これで、タッパー2つ分くらいになります。毎日3食(弁当も含む)食べてると2日ちょっとで食べ終わってしまいます。一人暮らしのかたで、弁当などで消費しない人はもう少し量を少なくして作った方がいいでしょう。
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