へちまは沖縄ではナーベラーとよばれ、頻繁に料理される、身近な食材ですが、それ以外の地域ではあまりなじみのないもののひとつです。たわしの材料としては成熟したものをつかいますが、調理するときは、繊維が発達していない若くて未成熟なものをつかいます。その食感が独特で、炒めたり、煮たり、様々な料理でおいしくいただけますが、味噌との相性がよく、みそ炒めなどが有名です。
このへちまも当然、ぬかづけにしてもおいしくいただけます。沖縄以外の地域でなかなか、販売しているところに巡りあいませんが、もしみかけたら、是非チャレンジしてみましょう。
なじみが薄そうなことからへちまの特徴を豆知識的にまとめてみました。お急ぎの方はとばしてくださってかまいません。
へちまの特徴
へちまは糸瓜と表記しますが、これは果実から繊維がとれることから。(この繊維がたわしになります)一説では「いとうり」が後に縮まって「とうり」と転訛し「と」とは「いろは歌」で「へ」と「ち」の間にあることからは「へち間」の意味で「へちま」とよばれるようになった
沖縄ではナーベーラーと呼ばれますが、これは果実の繊維が鍋洗いにつかわれたことによります。
その他の特徴
- 熱帯アジア原産、またはインド原産のつる性一年生植物
- 繊維が未発達の若い果実を食用にする
- へちま水やたわしの材料としても役に立つ
- グリーンカーテンを作る際にもゴーヤと同様に頻繁に利用される
- 沖縄や南九州では日常てきに食される
皮をむく

表面の白い部分が見えるまで皮むき(ピーラー)で剥きましょう。
見た目の緑を残したい場合はごぼうの皮をこそげとるのと同じ方法でこそげとることもできます。緑の部分がうっすらと残っていても大丈夫です。
なかのわたはとりのぞかずにそのまま輪切りにする
なかのわたはとりのぞかずにそのまま輪切りにします。大きい場合は1/2にカットして使いましょう
(みそ煮やみそ汁などにするときも同様の処理でOKです)
漬け時間の目安
結構早くつかります。とろとろになるので漬けすぎには注意しましょう。
冷蔵保存の場合 浅漬けが好きな方 1.5~2日
古漬けが好きな方 2~3日
常温保存の場合 浅漬けが 12時間~18時間
古漬け 18時間~36時間
ぬか床からとりだして適当な大きさにカット

なかのわたがあってこそ、へちまの独特の食感が味わえます

やわらかいので1CM以上の厚さでカットするのをおすすめします

へちまのぬかづけはズッキーニのぬかづけが一番味と食感が近いように思います。
どちらも、あまり、メジャーのぬか漬け食材ではないかもしれませんが、、、
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